「昔使っていたけど、使わなくなって不要になった茶道具が家にたくさんある」「古い茶道具の処分方法が分からない」という方もいるのではないでしょうか。
茶道具一式は決して安いものではないので、不要になったけど手放し方が分からず、ずっと家に眠らせたままという方も多いかと思います。
そこで今回は、古い茶道具を処分したい方に向けて、処分方法の紹介や高く買い取ってもらうためのコツ、高価買取が期待できる茶道具の特徴などをご紹介します。
古い茶道具の処分方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
古い茶道具の処分方法
古い茶道具を処分する主な方法について1つずつ解説していきます。
店頭買取
骨董品店やリサイクルショップに実物を持ち込む店頭は、もっとも一般的な方法です。
店頭での買取の場合、その場ですぐに査定結果が分かることが多いため、少量の道具を素早く処分したい方に向いています。
早ければ持ち込みから査定、支払いまで1時間ほどで済むこともあるでしょう。
ただし、店頭の場合は依頼したい商品をすべて自分で持ち込む必要があります。
道具が大量にある場合や重くて運ぶのが難しいものがある場合には負担が大きくなってしまうかもしれません。
出張買取
処分したい道具が大量にあり、店頭に持ち込むのが困難な場合は、出張を利用するのがおすすめです。
処分したい道具を自宅に準備しておいて業者に来てもらうだけで良いので、商品を移動させる手間や負担を省けます。
もし金額がつかない道具があったとしても、無料で引き取ってくれる可能性もあるため、処分したい道具の数が多い場合には出張買取がおすすめです。
ただし業者によっては訪問可能エリアが限られている場合もあるため、注意が必要となります。
宅配買取
骨董品店やリサイクルショップが近くになく、出張買取を呼べるほど数量も多くないといった場合には、宅配買取がおすすめです。
インターネットなどから簡単に申し込みができ、段ボールに買い取ってほしいものを詰めて送るだけなので、手間もそれほどかかりません。
業者によっては、段ボールを事前に送ってもらえる場合も。(ただし有料の場合もあり)
ただし、店頭などと比べて査定や支払いまでに時間がかかる場合があるので留意しておきましょう。
フリマアプリ、オークション
希少価値の高い道具や、なかなか手に入りにくい道具の場合、フリマアプリやオークションを利用することで高く売れる可能性があります。
業者を利用した場合、手数料などを差し引かれた金額が査定額となります。
しかし、フリマアプリやオークションを利用して個人同士で取引した場合には、売却金額がそのまま入るため、業者を利用するよりも高い金額で売れることが多いです。
ただし、購入者とのやりとりや発送などすべて自分でやる必要があるため、大量の茶道具を処分したい場合には不向きでしょう。
高価買取が期待できる茶道具の特徴
続いて、高価買取が期待できる茶道具の特徴を2つ紹介します。
もし、以下の特徴に当てはまる茶道具が家に眠っている方は、買取に出してみると想像以上の査定額がつくかもしれませんよ。
希少価値の高いものである
市場になかなか出回らない道具や手に入りにくい品物の場合、高価買取が期待できます。
珍しい茶道具や歴史的価値のあるものは、中古であっても欲しがる人が多いためです。
また、有名な茶道家や歴史的人物が愛用していたという来歴があることも、高価買取の要因の一つになるでしょう。
逆に、稽古用として作られたものや贋作などは高値での買取は期待できません。
ただ、このあたりの判断は素人には難しいため、迷ったらまずは査定に出してみるとよいでしょう。
持っている茶道具の価値がどのくらいか分からない場合、査定に出すなら「えびす屋」がおすすめです。
書道具や掛け軸をはじめとした骨董品や茶道具の買取において長年の実績があり、豊富な知識と経験でしっかりと査定してもらえます。
出張料や手数料も無料なので、見積もりだけでも相談してみると良いでしょう。
有名作家の作品である
比較的新しい作品であっても、有名作家や人気作家が作ったものであれば高値で売れる可能性があります。
たとえば人間国宝になっている陶芸家や、「千家十職」(茶道の流派である千宗室流における茶人の階級や役職を表すもの)と呼ばれる人たちの作品はファンも多く、高価買取が期待できるでしょう。
作家によっては100万円以上の価格で取引される作品もあり、茶道具というよりもはや芸術作品とも呼べます。
茶道具を高く買い取ってもらうためのポイント
続いて、茶道具をなるべく高く買い取ってもらうためのポイントについてご紹介します。
査定の際、次のようなポイントを押さえておくと査定額が上がるかもしれません。
良好な状態で保存しておく
茶道具を買い取ってもらうにあたって、保存状態はとても重要なポイントです。
有名作家の作品や希少価値の高い道具であっても、保存状態が悪いとそれだけで査定金額が大きく下がってしまうこともあります。
基本的に、茶道具は湿気がこもらないよう風通しの良い場所に保管しておくのがベストです。
茶碗は、裏返したりせず高台を下にして木の箱などに入れておくのが良いでしょう。
茶筅を保管する際は、茶筅直しを使うときれいな形を保てます。
茶筅や茶杓は竹などの天然素材でできているため、保管の際には湿気や虫に特に注意が必要です。
付属品などもまとめて買取に出す
買った際についてきた付属品などがそろっていれば、まとめて出すことで査定額を上げることが可能です。
茶道具の世界では、付属品を「次第」と呼ばれています。
例えば、茶碗が入っていた箱や包み布、紐などが「次第」にあたります。こういった付属品はただ単に装飾としての役割だけではなく、本体の来歴を示すとても重要な要素となるのです。
また、有名な茶人の箱書があれば大きな査定ポイントとなります。
茶道具を整理する際、付属品などを誤って捨ててしまわないように注意しましょう。
複数の業者で相見積もりを取る
茶道具の査定・鑑定はとても難しく、経験や知識が必要とされる分野です。
また、はっきりとした相場がないため足元を見られてしまう可能性もあります。
そのため、一つの業者のみに買取を依頼し、査定結果を鵜呑みにしてしまうのは危険と言えるでしょう。
茶道具の買取を依頼する際には、骨董品や茶道具を専門に扱う業者を複数選び、相見積もりを取ることをおすすめします。
査定額を比較し、手数料やネットでの口コミなどもチェックしながら、どの買取業者にお願いするかを決めていくのが良いでしょう。
まとめ
今回は「家に眠っている使わなくなった茶道具を処分したい」という方に向けて処分方法や高価買取が期待できる茶道具の特徴、高く買い取ってもらうためのポイントについて解説しました。
処分方法としては、主に「店頭買取」「出張買取」「宅配買取」「フリマアプリ・オークション」の4つが挙げられます。数や近隣に店舗があるか等に合わせて、自身に合った方法を選ぶのが良いでしょう。
また、少しでも高く買い取ってもらうためには保存状態や付属品の有無がポイントです。特に付属品については忘れずに持っていくようにしましょう。加えて、査定時は1つの業者だけに査定を依頼するのではなく、複数の業者に相見積もりを取るよう心がけていきましょう。
《参考サイト》
茶道具や書道具、骨董品の買取ならえびす屋(出張買取、無料査定)
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